武蔵野美術大学前学長の甲田洋二先生が、中風明世展を見に来てくださいました。 - 中風美術研究所 | 岐阜の美大・芸大受験予備校
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2018.02.12

武蔵野美術大学前学長の甲田洋二先生が、中風明世展を見に来てくださいました。

ぼくの大好きな甲田洋二武蔵野美術大学前学長が、ぼくの個展というよりも、極小美術館代表の長澤知明先生に会いに来てくださいました。

今から35年前、武蔵野美大4年生だったぼくは、秋の芸祭(ムサビ祭)で、構内に70軒くらい建つ模擬店(ほとんど酒場)で飲んでいたら、すぐ隣に当時学生人気ナンバーワンの甲田先生が座ったのでした。研究室が違うので、直接教わることがありませんでしたが、無謀にも、作品も見てもらってないのに、今年度で卒業してしまうので、何か一言ください、とお願いしました。

君たちは毎日のように裸婦モデルを描いているようだが(当時は毎日人体実習でした。)、構造だとか、重心だとか、難しいことを考えて芸術をしていると思っているようだが、普通に若い男性が、目の前に裸の女が立っていたら、どう思うんだ?お前たち、おかしいぞ。

電流!

との言葉が、それまでの担当教授の講評よりも、ずっと今まで澪つくしのように記憶に残ったのでした。

芸術という言葉は自意識を酔わせてしまいます。自意識は、感情の揺れを押さえ込んでしまいます。

自分を抑え込むより、さらけ出すことの方が勇気がいるということを教わりました。

 

 

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