タワシはひとつの試金石です。いつもは教室の棚の奥に潜んでいるのですが、そろそろかなあというタイミングで、Sさんに「タワシ描いてみる?」と聞いてみました。明るく、「はーい!」って答えたらもう大丈夫。
たわし馬鹿よねー♪ ワワワワー♪ とつい口ずさむタワシ。こんなものが絵の題材になるんだろうか?なるんですねー。これらの掃除道具を使うだろう誰かについて、激しく妄想する。それは遠く離れ、一人で暮らしている娘だったり、息子もありか。6年前まで、ガムテープを裏返してカーペットのホコリを取っていた妻が、とうとう伝統をやぶり、コロコロに手を出してしまったときに、その高性能さに、なんで今まで使わなかったんだろう、と悔やんでいた姿を思い出したり。