春 というシニフィアンとして出されたテーマを、画像としてどれだけ、シニフィエとして含む暗喩が表されているか。まさしく、ソシュールの記号論そのままの出題がされるわけですが、よい作品は、感覚だけではなく、知覚も動かさなくてはなりません。具象と抽象の融合が求められます。この作品では、具体的な形象を描いているわけではありませんが、徹底的に細部まで描くという意思が、具象性を帯びて、見るものの知性も感性も刺激する、という仕組みになっています。
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